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「沖縄 空手体験」の情報ページ「JAPAN BUDO TOURISM」

沖縄県
沖縄空手

一般財団法人
沖縄観光コンベンションビューロー

発祥の地・沖縄で出合う、
真の空手の世界

空手は世界中にも広まっていて、現在約150カ国以上の愛好者がいるとされている日本の武道です。スポーツとしてはもちろん、護身術や精神修練の手段として広く受け入れられています。

沖縄が発祥の空手の起源については諸説あるものの、かつての琉球王国の士族が学んだ「ティ(手)」と呼ばれる沖縄古来の護身術と中国武術などが融合し、発展していったとされ、古くから多様な文化を柔軟に取り入れてきた沖縄の知恵や風土から産まれた独自の武術と言えます。県内には約400もの空手道場が点在していて、沖縄の人々にとって空手は非常に身近な存在として根付いています。そんな沖縄空手を国内外に発信し、保存・継承・発展させることを目的として2017年に開館したのが「沖縄空手会館」です。館内には空手道場のほか、沖縄空手の歴史を学べる資料室や飲食店などもあり、国内外の空手関係者はもちろん、空手経験のない観光客も楽しめる施設になっています。

沖縄空手を今に伝える主な流派

沖縄空手には主要4流派を含め、数多くの流派が存在しますが、中でも「しょうりん流」「剛柔流」「上地流」が3大流派とされています。

「しょうりん流」は、沖縄空手の伝統的な流派である首里手(シュイディー)の流れを汲む空手家・知花朝信(ちばなちょうしん)氏によって名付けられた流派。構えや呼吸法に無理がなく、自然体であることが特徴で、当て身の破壊力を養成することに重視した稽古が特徴です。

「剛柔流」は、那覇手(ナーファディー)系の空手家・宮城長順(みやぎちょうじゅん)氏が開祖の流派で、特に呼吸法に重きをおいています。攻防の技はすべて呼吸法で極まるという教えから、基本の型から呼吸法を練り、呼吸と共に心身を鍛えることを重視しています。

「上地流」は、開祖の上地完文(うえちかんぶん)氏が、中国の武人・周子和(しゅうしわ)に教えを受けたパンガイヌーン(半硬軟)拳法が基になっており、中国武術の流れを汲む流派です。「パンガイヌーン流唐手」と呼ばれていましたが、後に開祖の上地完文氏にちなみ、現在の名称に変更されました。肉体を頑強に鍛え上げることを重視し、厳しい鍛錬が特徴です。

豊富な空手体験プログラム

沖縄空手は、初心者・未経験者向けのプログラムが数多く用意されています。

沖縄空手会館で行われている「はじめての空手体験」もそのひとつ。このプログラムでは、どの流派にも属する型である普及型を軸に、基本の受けや突き、蹴り等を、沖縄伝統空手道振興会所属の指導者がわかりやすく指導してくれます。1名から参加でき、道着もレンタル可能(有料)なので、誰でも気軽に体験することができます。

また、「沖縄空手 主流4流派体験」は、沖縄空手の代表的な3つの流派(「剛柔流」「上地流」「しょうりん流」)と、武器を扱う「古武道」を体験できるプログラムです。このプログラムは4回に分けて行われ、実際に稽古が行われている道場で各流派の高段者による指導が受けられます。事前に伝えれば、希望に沿った武器の稽古も可能。普段の道場の雰囲気を感じながら、型を通して己を磨く沖縄空手の真髄に触れられる貴重な時間を過ごせます。

空手体験とともに楽しみたい
観光地・沖縄の魅力

沖縄は空手に興味のある人にとって特別な場所であることはもちろんですが、観光地としても魅力的なスポットがたくさんあります。

例えば、那覇市内のホテル「ノボテル沖縄那覇」の1階にあるカフェラウンジ「グルメバー」。ホテルメイドの焼き菓子・ちんすこうが好評ですが、オリジナルのアートラテが人気のカフェです。専用のスマートフォンアプリ「Coffee Ripples app」を使って画像を転送。空手の「文字」や「型」のほか、体験時に撮影したお気に入りの写真などを、アートラテにして楽しめます。

そして、沖縄を代表する観光名所として欠かせないのが、世界遺産として知られる首里城です。かつて沖縄で450年近く繁栄した琉球王国の政治・外交・文化の中心地であり、敷地内に建つ守礼門をはじめとした建築物からは、中国や日本の建築様式の影響が随所に見られ、その交流の歴史を感じることができます。

※2019年10月31日に首里城正殿を含む8棟が焼損しましたが、現在復旧・復興が進められています。

綺麗なビーチも沖縄観光の魅力のひとつで、海の透明度が非常に高く、コバルトブルーやエメラルドグリーンに形容されるその美しさは日本屈指。海水浴が楽しめるのはもちろん、白い砂浜は歩くだけでも癒されます。

多彩な空手プログラムを通じて沖縄の武道の心に触れ、魅力溢れる観光地を巡る旅。
沖縄ならではの特別な武道ツーリズム体験となるはずです。

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