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「能登 サイクリング体験」の情報ページ「JAPAN OUTDOOR SPORT TOURISM」

石川県
サイクリング

一般社団法人能登半島広域観光協会

能登のシーサイドロードを駆け抜ける自転車旅

日本海に大きく突き出した能登半島では、世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」の景観が楽しめ、ダイナミックな日本海の荒波を感じながらのサイクリングや田園風景を眺めながらののどかなサイクリングを満喫できます。海岸線沿いの国道249号線は比較的走りやすく、沿線には観光地が点在。急カーブや細い道、起伏のある道などもありますが、自分のペースで気ままにサイクリング。まるで海へと吸い込まれるように続くシーサイドロードを疾走できるのも自転車旅だからこそできる体験です。

「道の駅 輪島ふらっと訪夢」をはじめ、能登半島の数ヵ所では、電動アシスト自転車のレンタルを行っています。少し遠出する際にも、市街地を散策する際にも便利。観光案内所が設置されていることが多いので、観光情報を入手すれば行動範囲も広がります。

原風景に心安らぐ輪島のビューポイント

能登半島は一周が約300㎞もあり、ビューポイントもたくさんあるので、自転車でどう巡るのか事前に確認しておくのがベストです。例えば、能登半島北西に位置する奥能登随一の観光地・輪島のサイクリングでは、「白米(しろよね)千枚田」が欠かせないビューポイント。輪島から曽々木方面へ国道249号線沿いを進んでいくと、海を面した急斜面に広がる棚田が目に飛び込んできます。その数は1004枚!まさに能登の里山里海を代表する輪島の原風景です。

輪島市街地から西へ約12.5km続く西保海岸沿いのサイクリングでは、ゾウゾウ鼻や夫婦岩といった奇岩を見ることができ、そのまま道なりに大沢・上大沢地区へ向かいます。高さ約5mの細い竹で作った「間垣」と呼ばれる垣根が、冬は海からの季節風を防ぎ、夏は西日を遮ることで家屋を守っています。今では希少な能登の暮らしの知恵が感じられる文化的な景観も必見です。

巨大な御神燈キリコと精緻な輪島塗に魅了

能登半島各地では夏から秋にかけて祭りが行われ、キリコと呼ばれる御神燈が担ぎ出されます。輪島市にある「輪島キリコ会館」では、大小様々な約30基のキリコが展示されていて、高さ12m超え、重さ2tの巨大なものもあります。2階の空中回廊ではキリコを上から観覧することも可能。大きなスクリーンシアターには祭りの様子が映し出され、館内には笛や太鼓のお囃子が流されているので、祭りの臨場感が味わえます。

輪島市の伝統的工芸品としては輪島塗が有名で、木地造りから塗り、加飾まで120以上もの工程を経て作られます。この輪島塗をテーマにした工房が集まる「輪島工房長屋」では、輪島塗体験が気軽にできます。輪島塗箸に針ノミで模様を彫って溝に金粉や粉を沈めて作る「My箸づくり沈金」、筆に漆を付けて模様を描き、漆の上に粉を蒔いて仕上げる「My箸づくり蒔絵」などが好評。自分で作った箸は素敵な旅の思い出にもなります。

地域色溢れる能登で食べたい名物料理

輪島市へは朝市を楽しみに訪れる観光客も多く、朝8時になると約350m続く通りの両側に地獲れの鮮魚や干物、漬物、民芸品などの露店が並びます。その歴史は1000年以上と古く、売り手のお婆さんたちが気さくに声をかけてくれます。

鮮やかな黄色が目を引く「えがらまんじゅう」は朝市でも人気の郷土菓子で、「饅頭処 つかもと」などで買えます。練った餅粉でこし餡を包み、クチナシの黄色で染めた餅米をまぶして蒸し上げたおまんじゅうは、手軽に食べられるのでサイクリングの携行食としてもおすすめ。

暖流と寒流がぶつかりあう能登半島沖は好漁場で、海鮮の美味しさが抜群。特に輪島市はふぐの漁獲量が日本トップクラスで、ふぐ刺し、ふぐ鍋だけでなく、唐揚げや天ぷら、カルパッチョなど、市街では様々なふぐ料理が食べられます。「朝市さかば」では、とろろご飯の上にさっと湯引きした天然ふぐを盛り付けて提供。魚醤のいしるを使った特製タレで食べる「輪島ふぐ丼」は、身がプリッと引き締まっていて美味。リーズナブルな価格で味わえるのもご当地ならではです。

また、もし冬に訪れるなら、11月6日から12月29日までと漁期が短いズワイガニの雌「香箱ガニ」もぜひ。小ぶりなので身の部分は少ないですが、旨みがぎっしり詰まっていて濃厚。石川を代表する冬の味覚です。

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