東京2020(2020年東京オリンピック・パラリンピック競技会)では、スケートボードや自転車のBMX、スポーツクライミングなど「アーバンスポーツ」と呼ばれる新たに採用された競技で、日本の選手たちが大活躍。レベルの高いプレーは世界でも注目され、その人気は若い世代を中心に高まっています。
2021年4月には、茨城県笠間市にスケートパークがオープン。国内トップクラスの選手たちも練習しにこの場所へ訪れます。
「ムラサキパークかさま」は「笠間芸術の森公園あそびの杜」内にあり、施設総面積は約17,800m²。国際規模の大会やイベントも開催されている日本最大級のスケートパークです。
すべてコンクリートのスケートパークは、上級者向けのパークゾーン、街中にあるような坂や手すりなどを再現したストリートゾーン、平坦で誰でも滑れるフラット&ビギナーゾーンなど、様々なセクションがあります。雨の日や夜間も利用できるよう屋内パークやナイター設備もあり、スケートボードやBMX用品が揃うショップも併設。
初心者向けには、定期的にスケートボードやBMXの講習会、スクールを行なっていて、基本的な正しい乗り方、パークの楽しみ方などをレベルに合わせてレクチャーしてくれます。初心者と上級者ゾーンは隣接していますが、これは上級者のアクロバティックな技を近くで見ることで、初心者にとって良い刺激となり、上達するのも早くなるそうです。
BMXの種目は何種類かありますが、「ムラサキパークかさま」では技やジャンプ等で得点を競うフリースタイルに対応した設計になっています。また、気軽にアーバンスポーツに挑戦できるようにスケートボードやBMXのほか、ヘルメットやプロテクターがレンタルできるのもポイントです。
アクティブに楽しんだ後は、同じ「笠間芸術の森公園あそびの杜」内にある「笠間工芸の丘」へ。笠間市は笠間焼の産地であり、ここでは電動ロクロを使った陶芸体験ができます。焼き物の里で作る自分だけのオリジナル陶器は、素敵な旅の思い出にもなります。
古くから門前町として栄えてきた笠間市は、日本三大稲荷の一つ、笠間稲荷神社も見どころです。
創建は651年とされ、たくさんのキツネの像が参拝客を迎えてくれます。
笠間稲荷神社前に門前通りがあり、距離は短めですが食事処やお土産店などが軒を連ねていて、どこか懐かしいレトロな雰囲気が魅力です。
門前通りでは、ご当地グルメのいなり寿司が食べられるお店がいっぱい。ご飯の代わりに茨城県産の常陸秋そばを使った「狸庵 つたや」のそばいなりや、香ばしいクルミとゴマがたっぷり入った「二ツ木」のいなり寿司など、各店こだわりのいなり寿司を食べ比べてみても楽しいです。
また、茨城県は栗の生産量・栽培面積が全国一で、中でも笠間市は一大産地。「道の駅かさま」内にある笠間の栗専門店「楽栗 La Kuri」では、通年、手作り栗スイーツが食べられます。数量限定「楽栗filo(フィーロ)」は、甘さ控えめで繊細な笠間の栗本来の美味しさが際立つ絶品スイーツです。